介護施設に介護職として再就職することを考える際に、候補の一つとして新しくオープンした施設を選ぶ方法がある。
オープンして間もない施設はたいへん美しく、設備も整っていることが多いため、気持ちの良い環境で働くことが可能である。
しかし、新しい施設ゆえに、いろいろとたいへんなことも多い。
オープニングスタッフとして働く場合は、業務中に何かあると自身の過去の経験から対応していかなければならないことが多い。
介護職の経験者には責任が重くのしかかることがあるため、オープニングスタッフという働き方は場合によってはたいへんかもしれない。
手探りの状態で業務を行いながら、他のスタッフのフォロー等もすることになり、それが負担となることがあるのだ。
マニュアルやルール等はスタッフ同士が徐々に決めていくということが多く、全ての人が慣れていない状態であるために、日々慌ただしく業務にあたることになる可能性もある。
皆が慣れてきて落ち着くまでに時間がかかることが考えられ、残業が多くなりがちで、休日出勤もありえるかもしれない。
一方、オープニングスタッフには良い面もある。
皆が同じ立場でスタートするため、一から人間関係を作っていくことになる。
皆で助け合いながら忙しい中を乗り越えていくことで結束力も高まり、やりがいを感じやすいという点は大きな魅力ですある。
すべて一から作っていくということからたいへんな面もありますが、指示待ちではなく自ら考えて動くことができる能力も身につき、介護職としてスキルアップを図ることも可能だろう。